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WinROOF濃度特徴って?どんなことができるの?
濃度特徴って?どんなことができるの?
今回はWinROOFシリーズStandard版で利用できる機能の『濃度特徴』機能をご紹介いたします!
物体の色の変化を確認するとき、目視で確認するだけでなく、数値で変化を示せた方がわかりやすいですよね。
他にも、異物を色(種類)ごとに分類したいな、なんてことがあると思います。
濃度特徴は、色味を数値化できるので、そういった悩みを解決してくれるのです!
濃度特徴で求められる指標
濃度特徴を使うと、光の3原色と色の3要素を求めることができます。
これらについてちょっと詳しく説明しますね。
①光の三原色【RGB】
RGBは、R:赤、G:緑、B:青のことです。この3でほぼすべての色が再現できます。
加法混色と呼ばれ、混ざると白色に近づいていきます。
各色の数値が大きいほど、その色が強いということが言えます。
②色の三要素【色度・明度・彩度】
・色度:色の性質(色味)
・明度:色の明るさの度合い
・彩度:色の鮮やかさ
同じ"赤色"でも、薄い赤、濃い赤、きれいな赤、黒ずんだ赤など、色々種類がありますよね。色だけでなく、明るさや鮮やかさの違いも確認することもできます。
WinROOFで解析してみよう!
今回はきれいな10円玉と汚れてしまった10円玉を用意して、WinROOFで解析をしてみました。
ちなみにこのきれいな10円玉、1時間ほどケチャップにつけて汚れを落としました!
見違えるほどピカピカに!すごいですね!
計測したい方の10円玉を2値化して、濃度特徴を使うと・・・
このような結果がでました!
左の画像はきれいな10円玉、右の画像は汚れた10円玉の数値結果になります。
今回は赤、青、緑、色度、明度、彩度の平均値を出してみました。
ちなみに、平均値だけではなく最小値、最大値、標準偏差も求められます。
この結果をグラフにしてみました。
赤、緑、青、明度の数値が大きく下がっていることがわかります。
光の三要素が減少しているということは、より黒に近づいているということです。
明度の数値も大きく減少していることなども、数値で見ると変化がよくわかりますね。
濃度特徴 まとめ
・濃度特徴を用いることで、色の変化を数値で簡単に表せる!
・数値で見ると、変化の度合いがわかりやすくなる!
濃度特徴を実際に試されたい方向けに、WinROOFシリーズの無料体験版(デモ版)を用意しています。
気になる方は下のリンクからダウンロードしてみてくださいね。
デモ版をダウンロードするにはこちらをクリック!