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WinROOF円形図形分離って?どんなことができるの?
円形図形分離って?どんなことができるの?
今回はWinROOFシリーズStandard版で利用できる機能の『円形図形分離』機能をご紹介いたします!
円形図形分離とは、密集した多数の円形粒子を「高精度で認識、カウント、測定」する機能で、WinROOFシリーズでも特にご好評いただいており、利用されているユーザー様の多い機能です。手動でのカウントや二値化といった基本的な粒子解析では難しいような高難易度の解析を実施されているお客様には是非とも知っておいていただきたい機能になります。
皆様の中にも、次のような画像で粒子画像のカウントなどされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような画像の場合、通常は次のような方法で検査・解析を行います。
■目視検査:オペレーターが目視で1つずつカウントする
■画像解析:画像の明るさから粒子を取り出す「2値化」を行う
「2値化」は画像内の粒子のカウントや測定に非常に便利な機能ですが、
粒子と背景の明るさに差が無い場合や粒子同士が密集しくっついているような画像では上手く粒子1つ1つを認識することができずに、
結局ひとの手で修正が必要になってしまいます。
例えば、この画像を2値化である明るさ以上の粒子を認識させようとすると、下のように粒子同士がくっついて認識されてしまいます。多くの粒子がこのようにひょうたん型に1つの領域となってしまいます。
WinROOFシリーズの『円形図形分離』機能では、
このように密集した円形粒子をより精度よく取り出すことが可能です。
実際に処理すると次のような例になります。粒子のサイズや輝度・輪郭を元に粒子が分離されているのが確認できます。
例:円形図形分離
例:円形図形分離結果を多角形抽出
抽出条件はパラメータで詳細に設定できます。もちろん、認識した円の修正・追加・削除を行うことも可能です。さらに、粒子のエッジは円形だけでなくより輪郭に沿った多角形として抽出することもできます。
粒子を検出した結果はWinROOF上でそれぞれの粒子のサイズや個数を元に粒度分布を作成することや、1つ1つの粒子の情報を詳細に評価していただくことが可能です。
円形図形分離 まとめ
・『円形図形分離』機能を用いることで、二値化ではくっ付いてしまい上手く処理できないような、画像でもより正確にカウント・測定ができて、作業効率の改善につながります!
・更に粒子のエッジに注目し、多角形として抽出も可能!
・抽出した粒子はそのまま測定値を求めることができるため、粒度分布などの解析も用意に行えます。
円形図形分離を実際に試されたい方向けに、WinROOFシリーズの無料体験版(デモ版)を用意しています。
気になる方は下のリンクからダウンロードしてみてくださいね。
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