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画像解析ソフトウェアWinROOFシリーズ - 黒鉛球状化率測定
JIS規格である黒鉛球状化率測定
日本産業規格(JIS)で定められた規格の中には顕微鏡画像を利用できるものも多く、利用されている検査の1つに金属組織の評価があります。
その中で代表的なものに「球状黒鉛鋳鉄・CV黒鉛鋳鉄の黒鉛球状化率の検査」があります。
鋳鉄は黒鉛粒子の種類・量によって性質(強度・加工性)が変化するため、 黒鉛球状化率によって分類・評価されるのが一般的です。
しかし、顕微鏡画像を用いて黒鉛球状化率測定するには、正確なカウント、対処の面積計算、分類など
専門的で複雑な作業が必要となり人為的なミスも生じやすく、お困りの方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな検査を自動化するための1つの方法として、画像解析ソフトウェアWinROOFの機能をご紹介させていただきます。
画像解析ソフトWinROOFシリーズでは最新のJIS規格(JIS G 5502:2022・JIS G 5505:2020)に沿った黒鉛球状化率の検査を自動化することができます。
・工業規格に沿った黒鉛球状評価を自動で行いたい
・作業者の主観を検査から取り除きたい
・最新のJIS規格に対応したソフトウェアを探している
・既設の設備を活かして、ソフトだけ導入したい
そんなテーマをお持ちの方は是非ともWinROOFシリーズをご確認ください。
その他の金属組織評価機能はこちら↓
画像解析ソフトウェアWinROOFシリーズ - JIS G 0551(切断法/計数法)機能
WinROOFシリーズ 黒鉛球状化率測定 対応規格
WinROOFシリーズでは最新のJIS規格(JIS G 5502:2022・JIS G 5505:2020)の各測定法(JIS法・ISO法)に対応しています。
検査パラメータも規格値がプリセットされております。お客様が任意に変更することも可能です。
WinROOFシリーズ 黒鉛球状化率測定 主な機能
丸み係数の算出も規格に対応した形で測定されます。黒鉛は球状化してもきれいな円形になることはないため、黒鉛球状化率を測定するには形状を黒鉛を球状化したものとして分類する必要があります。
画像処理では一般的に対象がどれぐらい円形となっているかは"円形度"を用いて評価されますが、
黒鉛球状化率測定では、規格で定められている"丸み係数"算出して評価することが重要です。
WinROOFシリーズではこれら重要な測定値を規格に沿って算出することができます。
測定の利便性向上・タクト短縮に有用な機能を数多く搭載しています。球状化率算出は勿論のこと、パーライト・フェライト率算出や出力レポート書式の編集も可能です。
ソフトウェア導入で効率化される検査業務
高度な知識を必要とする検査の多くは、熟練の担当者が多くの時間をかけて実施されています。
しかし、人が行うことで発生してしまう目視カウントや計算値の手動入力で起こるミスや結果のバラツキは避けて通れない問題です。
画像解析ソフトウェアWinROOFシリーズでは、評価結果を示すレポート出力まで黒鉛球状化率の評価に必要な測定を自動で行うことができます。
既設の顕微鏡やデジタルマイクロスコープを利用することで導入コストを抑えることも可能です。
画像処理の設定を統一することで検査者に依存しない検査体制を実現することができます。
撮影装置との一体型では無くソフトウェアだけで利用できるため、別々の顕微鏡で撮影した画像をWinROOFでまとめて検査を行うこともできるなど、
お客様のご用にに合わせて金属材料の評価へご利用いただけます。
黒鉛球状化率の測定、評価や金属材料の画像検査についてご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
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