ソフトウエア
画像解析ソフトウェアWinROOFシリーズ - 機能拡張オプション
WinROOFにプラグイン!高度画像処理を後から追加できる
今回は2024年8月のバージョンアップによりWinROOFシリーズへ加わった新オプション機能『HALCON機能拡張オプション』のご紹介です。
画像解析のテーマは千差万別、同じような画像でお客様ごとに測定したい個所は評価値は異なり、本当にソフトウェアには様々なバリエーションが求められます。
画像解析ソフトウェアWinROOFでも多くの機能をご用意いたしておりますが、
「もう少しこうしたい」「もっとこうならないか」
こういったお言葉をいただくことは非常に多くございます。画像解析ソフトに限らずソフトウェアを改造するとなると、新規開発のコストなども考慮する必要があり、
お客様にとってもソフト会社にとっても悩ましい問題となります。
こういったご要望にお応えすべく1つの改善案として「後から機能を加えられる。拡張性のある画像解析ソフトWinROOF」というコンセプトで開発されたオプションが『HALCON機能拡張オプション』です。
HALCONとは
HALCONとはドイツのMVTec Software社(国内販売元:株式会社リンクス様)が開発している、著名な画像処理ライブラリになります。高精度、高速性といった特徴から特にマシンビジョンや自動化分野での活用が進んでいます。
HALCONが持つ、2,000以上の機能群をWinROOFと組み合わせることで、これまで以上に卓越した画像解析フローを 構築することが可能となりました!
※HALCONの処理は開発環境でスクリプトを作成する必要があります。
※HALCONの開発ライセンスの購入は株式会社リンクス様より行うことができます。
WinROOFシリーズ 機能拡張オプション 利用例
機能拡張オプションの利用例をこちらの動画でご紹介させていただいております。
解析のテーマとして次の2つを扱っております。
①難しい画像処理(湾曲形状の線維の分離)
②画像の様相に合わせて測り方を変える処理(方向分岐)
特に湾曲形状の線維の分離は難しい顕微鏡画像代表的な課題です。お困りの方も多いのではないでしょうか。
ソフトウェア導入で効率化される業務
複雑な画像解析や測定など専門性を必要とする検査の多くは、まだまだ熟練の担当者が多くの時間をかけて実施されています。
そういった検査業務をソフトウェアを導入することで担当者の負担を軽減することについても、ソフトウェアの拡張性というのは1つのポイントではないでしょうか。
また、画像解析ソフトウェアWinROOFシリーズでは、評価結果を示すレポート出力まで行うことができます。
既設の顕微鏡やデジタルマイクロスコープを利用することで導入コストを抑えることも可能です。
従来の検査から脱却し、検査業務のDX検査を実現することができます!
本機能についてご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
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