人が画像からカウントしていた作業が自動化されて、1時間かかっていた作業が数分で終わるようになりました。
画像解析ソフトウェア WinROOF2018
画像解析・画像計測・画像処理ソフトウェアWinROOFは製造業のお客様、研究者の皆様に愛用されています。ニーズの多い機能だけをまとめたWinROOF Lite、自動解析処理までを含んだWinROOF Standard、また工業規格にも対応した多くのオプション機能もございます。
WinROOF2018は販売終了となりました
後継ソフト『WinROOF2021』の製品情報はこちらをクリック!
画像解析・計測ソフトウェア WinROOF2018
画像解析・計測でこんな問題ございませんか?
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作業効率が大幅改善!
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誰が測っても同じ結果!
ソフトウェアを利用することで個人差による測定誤差が無くなり、品質管理に役立っています。
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導入まで徹底サポート!
初めて画像解析を導入するので不安でしたが、まったく問題ありませんでした!
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「気をつけているけどなくならない。」
ボタン1つで全てを解決!メーカー 品質管理担当 様作業者による見落としや検査結果の転記ミスなど、気をつけてはいるけど無くならないことに頭を悩ませている中で、WinROOFを紹介いただき導入に踏み切りました。導入前は「画像解析なんて難しくて使えないのではないか」と不安が多かったのですが、実際に使用し始めてみるとそんなことはなく、操作することはボタンを1つ押すだけでした。作業者による検査のミスも無くなりレポートもExcelへワンタッチで保存できるので、管理も容易になりました。当然、作業効率も大幅に向上しました。今ではWinROOFを使っていなかった頃が信じられないですね。
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「どうすればほしい結果が得られるか」
解析方法から顕微鏡の撮影方法までサポート!国内大学 研究者 様研究で様々な画像処理を行っていますが、画像の専門化ではないので一番の悩みは「どうすればこの画像からほしい結果が得られるのか」という点です。顕微鏡の取込ソフトとしてWinROOFを所有していたことから、三谷商事へ相談してみました。解析方法やどんな数値で評価すればいいか、そして驚いたのは顕微鏡の撮影方法なども相談できたので、とても助かっています。その時は、理想の結果に至ったわけではありませんが、今後も研究室のメイン解析ソフトとして活用したいと思います。
画像解析とは具体的にどのような技術なのか
例えば、こんなことを想像してみてください。
『顕微鏡をのぞきながら数千個の細胞を目でカウントする』
『モニターに映し出された映像の微妙な色合いの違いを経験だけで見分けている』
想像しただけで大変そうな作業ですよね。しかし、こういった作業は様々な分野で実際に行われていいます。こういった課題を解決するための1つの技術が画像解析です。
画像解析という言葉は非常に難しく聞こえるかも知れませんが、一言で表すと『画像から欲しい情報を取り出す技術』になります。カメラに代表される撮影機器がめまぐるしい進化を続けており、綺麗な画像がより簡単に撮影できるようになるにつれ、『この画像からこんなことが分かったら便利なのに!』というニーズはどんどん多くなっています。
画像解析ではフィルター処理や2値化、パターン認識などの様々な画像処理技術を組み合わせることで、画像から瞬時に細胞のカウントをしたり、工業製品の欠陥検査、金属や化学製品の評価といった様々な課題を解決することができます。また、画像処理技術を使うことだけが画像解析ではありません。サンプル撮影するための顕微鏡やレンズ、デジタルカメラで綺麗な画像を撮影することや、撮影した画像上で実際に寸法計測を行うことも画像解析に含まれます。
人工知能を使った画像解析と映像解析でできること
例えば、こんなことを想像してみてください。
非常に便利な画像解析ですが苦手なこともあります。
『似た形のものを見分けること』
『ごちゃごちゃと密集したものを個別に分離すること』
『文字や物を認識すること』
『画像が示すシチュエーションや意味を理解すること』
こういうことは人が当たり前に普段行っていることですが、画像処理技術を組み合わせて処理するだけでは上手くできないこともまだまだ沢山あります。そういった課題に対して有効な技術として注目されているのが、AI(Artificial Intelligence)いわゆる人工知能になります。
人工知能を利用した画像解析では人が見分けるように形の似たものをカウントしたり、画像内の文字を認識してその文字の意味を理解する。画像の中からそれぞれの対象を正確に把握するといったことができるようになります。想像しやすい例ですと、自動運転システムではカメラの映像を常に画像解析と人工知能を利用して解析をしています。カメラの映像からどこが道路で、どこが歩道、どこに人間がいるといったことを正確に判断することができるのも人工知能が利用されているからといえます。
画像解析ソフトウェアとは? AI分類機能Optionの説明
例えば、こんなことを想像してみてください。
画像解析を行う際には画像処理を自分でプログラムすることもありますが、専門的なプログラムの知識が必要となり誰でも簡単に行えるものではありません。
今すぐに画像解析を行いたいのに、画像処理やプログラムの勉強に数か月、数年と時間を費やしていては本末転倒です。そういった課題を解決するために、画像解析によく利用される画像処理フィルターなどの処理、計測ツールなどをまとめて1つのパッケージとしたものが画像解析ソフトウェアとなります。
弊社製、画像解析・画像計測ソフトウェアWinROOFシリーズは顕微鏡画像観察で30年以上の歴史を持つ国内トップシェアの画像解析ソフトウェアです。画像解析に必要となる処理を100個以上搭載した汎用画像解析ソフトウェアとなります。
WinROOFシリーズにはAI分類機能オプションという画像解析で大きな課題となる検出した対象の分類に特化したオプションを用意しております。AI利用時には「多数の学習データを用意する」ということが採用のネックになりますが、このオプション機能では数十個の登録で利用できるように最適化されたアルゴリズムを使用しています。
画像解析の活用方法はどのようなものがあるか
画像解析は製造業の品質管理や製品開発、バイオ研究の顕微鏡観察、医療現場での診断支援など、産業から研究用途まで非常に多くの方々にで利用されている技術です。
例えば、産業分野では、
・製造品の寸法測定検査、ゴミや汚れなどのコンタミネーションの検査
・半導体ウェハーやチップの欠陥検査
・金属や樹脂表面の分析評価
・3D形状の解析
・食品ラインでの異物混入
・液体中の気泡や異物の検出
・肌の角質の評価
バイオ・医療分野では
・がん細胞や病原菌の検出やカウント
・精子の生死判定
・レントゲン画像の画質改善
・細胞の行動分析
・細菌の繁殖度合いの検査
・細胞中のたんぱく質評価シグナルの定量化
パッと思いついたものを書き出すだけでここでは書ききれないほどのテーマがあります。顕微鏡やレーザー測定機、X線CT、電子顕微鏡など様々な撮影装置が利用されている現場で活用されています。人が行うには多くの時間を要し、見間違いや数え間違いを防ぐためにも非常に重要であり、作業効率の向上や省力化といった面でも大きな効果があります。
AI画像解析の活用例まとめ
現在でも多くの分野で利用されている画像解析ですが、AIや機械学習と組み合わせることで更に活用が進むと考えられております。特に製造業などの産業分野では欠陥検査、良品/不良品の判別検査での活用への効果が見込まれています。従来の画像解析のように数値で判定基準を設けるだけでは、基準を厳しくするほど良品を誤判定してしまい『過検出』の問題を引き起こします。
過検出は頻繁に発生すると製造品の再検査などに多く時間をとられることとなり、生産性の低下を招く原因となるため、避けたい問題ですが判定基準を甘くできない製品も多く頭を悩ませている方も多いと思います。このような問題を解決するための1つの方法として、良品画像や欠陥の情報を機械学習させることで、より人目に近い判定を画像解析で実現する手法が一般的になってきています。
弊社製品でも良品画像を学習することで、検出精度を高めた検査が行えるソフトウェアをご用意しております。また、良品/不良品の判定以外にも検出したものの"分類"といった用途もAIが得意とする領域です。専門家でないと見わけが難しいような微粒子や細胞を学習したモデルを使って、検出した中から座に分類するといった用途は、AIの代表的な活用方法です。
AI WinROOFは、さまざまなカスタマイズが可能
画像解析ソフトウェアWinROOFでは従来の画像解析に加えて、AIオプション機能の利用やカスタマイズ提供が可能です。AIオプション機能を組みわせて利用することで、WinROOFの自動処理マクロ機能とAIを組み合わせることで、従来の画像処理機能の結果にAIの判定を付与した形でワンクリックでOK/NG判定を行うことや、デジタルカメラと接続することで、『サンプル置いてクリックするだけ』の検査装置の構築を行うといったご提案もすることができます。
さらにWinROOF AIオプションで検討いただいた学習モデルを、電動ステージやロボット、顕微鏡と組み合わせて専用の検査装置としてのカスタマイズも承っております。もちろん、AIを利用したカスタマイズ以外にもお客様のご要望に合わせたカスタマイズ提案が可能です。お気軽にご相談ください。