WinROOF2018新機能
WinROOF2018ではWinROOF全ての機能を踏襲し、新たに新機能を追加しております。
WinROOFシリーズの機能を継承し、更なるパワーアップ
WinROOF2018ではWinROOFシリーズの機能を全て継承しております。
2値化を用いた粒子計測はもちろんのこと、円形分離計測、フォーカス合成、金属粒界分離機能、粗さ計測など多くの解析・測定が可能です。
加えて、WinROOF2018では以下の魅力的な解析機能が搭載されました。
ウォーターシェッド
非金属介在物計測 Option
粒子間距離計測
ボロノイ分割計測
粒子解析データ分析
針状分離計測機能 Option
グリッド計測
度数分布色分け機能
黒鉛球状化率計測 Option
結晶粒度計測 Option
WinROOF Material Model(マテリアルモデル)では、非金属介在物計測・黒鉛球状化率計測・結晶粒度計測の3つのオプションをご利用いただくことができます。
粒子間距離計測
画像内で抽出した粒子同士の距離を数値化することができるオプション機能です。粒子の分散度合いの評価に有効な解析方法として幅広い分野で利用されております。
ボロノイ分割計測
画像内で抽出した粒子間の距離の中心点を求めて、最も近い点どうしを結んだ直線によってできる図をボロノイ (Voronoi) 図といいます。各領域の大きさから粒子の分散度合いを評価することができます。
粒子解析データ分析
バッチ処理した粒子解析後のデータを統計的に処理分析できます。各種形状特徴量による度数分布図の作成や、特徴量同士の相関図の自動作成を行うことができます。
度数分布図、相関図上で範囲を指定することで特定の条件を満たす粒子のみを一覧表示することも可能です。粒子の特性分析などの分野で幅広く利用することができる機能です。
針状分離計測機能 Option
対象物が重なり合った状態であっても、自動的に分離して長さや本数およびその度数分布などを簡単に計測できます。
国立大学法人様との共同研究開発による最新アルゴリズムを採用
豊富な画像処理技術を有する国立大学法人様と、弊社が永年経験により蓄積してきました画像処理技術を駆使した最新技術を採用しています。
対象物のさまざまな色、明るさに対応します
WinROOF針状計測機能では対象物が濃色であったり、逆に透過した状態など、対象物の背景のコントラスト差が少ない場合でも計測が可能です。
グリッド計測
マス目のROI領域を作成することで、各マス目領域内の粒子数や面積などの特徴値を算出することができます。
度数分布色分け機能
度数分布の色分け機能が新たに追加されました。面積・最大長・円形度など様々な特徴値を色分けすることで、クラスごとの分布が確認することができます。
非金属介在物を一定基準で楽に解析
鋼の非金属介在物の顕微鏡検査における、日本工業規格 JIS G 0555(点算法)に適合した自動解析です。
任意の画像処理パラメータによって検出した介在物粒子を、A系、B系、C系に系分類します。一度設定したパラメータは保存しておくことができます。また、複数枚の画像を選択して同一パラメータで解析をかけることや、画像を溜め込んだフォルダを一括で解析することもできるので、大量な画像データの連続解析がスムーズに行えます。
黒鉛球状化率計測
黒鉛鋳鉄の黒鉛球状化率の測定を行う事が可能です。新、旧JIS規格(G5502:2001、G5505:2013)、ISO規格(16112:2006)に対応しています。Excel転送によりレポート出力が可能です。
結晶粒度計測
フェライト・オーステナイトの結晶粒度計測を行う機能です。JIS規格G0551/ASTM規格E112に準拠しております。目視による比較法は勿論のこと、切断法、計数法による自動算出も可能です。またExcel転送によりレポート出力も可能です。